東京急行電鉄/東急沿線で地域EC/5年後に売上8倍目指す

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東急電鉄リテール事業部長の堀江正博氏

 東京急行電鉄は1月29日、地域特化型の総合ECを開始した。従来から展開するネットスーパーや百貨店の通販事業をベースにECサイトを統合、刷新して始める。5年以内に初年度の売り上げ実績(売上高は非公表)の8倍に引き上げる。
 サービスのコンセプトは「その想いを良いモノでリレーする」。
 東急が展開していた五つの各サイトで横断的に取り扱っていたギフト商品を新サイト「ギフト日和(びより)by東急ベル」に集約した。これまでのギフトサイトでは、東急沿線とはあまり関係のない商品も取り扱ってきたが、新ECサイトでは、沿線の店舗の商品を積極的に展開する考え。
 また、東急沿線で無料配布している月刊フリーペーパー「サルース」(発行部数23万部)と連動させ、20〜30代をターゲットにコーヒーやワインなど2000品目を取り扱う「SALUS ONLINE MARKET(サルースオンラインマーケット)」を始める。
 サルースオンラインマーケットには、沿線の約50店舗が出店し、ホームコンビニエンスサービス「東急ベル」のスタッフが商品を自宅まで届ける。毎週月曜日正午に締め切り、最短で金曜日に届ける。受け取り時間帯の指定も可能にする。
 生鮮品の「東急ストア・プレッセネットスーパー」は従来のサイトを維持する。
 2月1日には、ECと連動し、販売する商品を紹介する番組「サルースオンラインマーケットティーヴィー」を開始。東急グループのケーブルテレビ「イッツコム」で放送する。
 ECで購入前にリアル店舗で試すことができる「五感ショールーミングスタイル」体験をコンセプトにしたマルシェイベントも始める。第1弾として、2月15日から6日間、東急百貨店・渋谷店などで開催することで消費者との接点を増やす考えだ。
 1月29日に都内で開催したオープニング記念パーティーで、東急電鉄リテール事業部長の堀江正博氏は「東急グループがこれまで街づくりで培ってきたノウハウをリテール事業に生かしていきたい。将来的には地域限定ではなく、全国向けの配送も視野に入れていきたい」と話した。また、リテール事業部・東急ベル・EC推進部の高井寿統括部長は「沿線で暮らす人に充実したサービスを提供していきたい」と語った。

出店者記者発表会の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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