日本自由化事業協会/18年5月期、売上高2倍に/核となるリーダー登録で成長

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 格安SIM「ペンギンモバイル」を商材にネットワークビジネス(NB)を展開する、一般社団法人日本自由化事業協会(事務局愛知県、森勇樹代表理事)の18年5月期における売上高は2億円だった。会員数、売上高ともに前の期と比べ2倍に増えている。
 昨年から、本社のある名古屋市内のホテルやレストランで、デザートを無料で提供して説明会を行う「無料デザートセミナー」を開始。月収10〜20万円を得られる核となるリーダーが出てくるなど成果につながった。今後はリーダーが中心となってセミナーを行えるようにするため、9月末でいったん休止する。
 会員主体でビジネスセミナーを開催するほか、今年から格安SIMの比較サイト(アフィリエイトサイト)を開設し認知を広げて消費者との接点を確保する。その後、希望者には、会員が直接会って説明することでリクルートにつなげる。
 現在の登録会員数は約6000人。そのうち、ビジネス登録ではない利用者が半数を占める。NB経験者は少なく、経営者の登録が多い傾向にあるという。最近では、広島の組織が拡大傾向にあるという。
 森代表理事による社長セミナーも、沖縄、福岡、広島、大阪、東京の5カ所で実施している。セミナーでは、前半に格安SIMのサービスを説明し、ビジネスに関心がある人は後半の事業説明会に参加して、代理店登録するか判断する。代理店登録すると、格安SIMの小売りが可能になることも押し出していく。
 19年5月期の売上高は前期比2倍の4億円、会員数は1万人の獲得を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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