ノエビアの14年9月期における化粧品事業の売上高は、前期比約3%減の約160億5000万円だった。期初にリニューアル発売した高級スキンケアブランド「ノエビア505」の販売が好調だったものの、他の既存商品の売り上げが前年を下回った。当期の単体売上高は前期比3・6%増の256億9500万円と増収に転じたが、基幹事業である化粧品訪販は減収が続いている。
ノエビアの化粧品事業の売上高は、ノエビアホールディングスが1月23日付で公表した「ANNUAL REPORT2014」に記載されている「カウンセリング化粧品」の比率を基に算出した。
14年9月期の上期は「ノエビア505」のリニューアル効果に加え、消費増税前の駆け込み需要が発生したことで「スペチアーレ」など高価格帯化粧品が好調に推移。13年10月―14年3月(中間期)の売上高は前年同期を上回った。
ただ、「ノエビア505」以外の売り上げが伸び悩んだ上、14年4月以降は駆け込み需要の反動で失速し、通期では減収だった。
15年9月期は化粧品訪販をてこ入れするため、中価格帯ブランド「ノエビア99」を14年10月に全面リニューアルした。同ブランドのリニューアルは11年ぶり。
(続きは本紙1月29日号で)
ノエビア 化粧品事業/売上高160億円/前期比約3%減収に
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。