ケンコーコムの１４年１２月期の売上高は２０４億１８００万円と過去最高を記録した。通期売上高で２００億円を超えたのは初めて。前期は９カ月の変則決算のため比較はできないが、前年の同期間の売上高と比べると１０・４％増だった。１４年１月に楽天から譲り受けた、日用品ＥＣサイト「楽天２４」の売り上げ分が上乗せされており、ＥＣサイト「ケンコーコム」の売上高は減収だった。
ケンコーコムが発表している月次売上高から算出した１４年１２月期の通販売上高は、同１１・５％増の１８９億５３００万円だった。通販事業はＥＣサイト「ケンコーコム」を運営するケンコーコム事業と楽天２４事業に分けられる。ケンコーコム事業の売上高は同６・２％減の１５９億円だった。同期は商品構成を見直し、売り上げ拡大よりも利益の確保に注力したという。
楽天２４事業の売上高は３０億１１００万円だった。１４年８月に同事業の通期売り上げ目標を１００億円から３０億円に下方修正しており、その目標は達成した。同７月に商品数を４倍増となる約６万品目に拡大し、同８月にはサイトデザインを一新。１４年１―９月期の売上高は１６億５５００万円だったが、年末にかけて販促に注力し、売り上げを伸ばした。
（続きは本紙1月22日号で）
ケンコーコム １４年１２月期／通期売上初の２００億円超／楽天２４が上乗せ、自社サイトは減収に
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