ナリス化粧品/紫外線で皮膚の酸素量減少

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 化粧品訪販のナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)は17年12月15日、日本研究皮膚科学会の総会で「紫外線を浴びた皮膚は、細胞内の酸素量が減少する」との研究成果の発表を行った。
 同社の発表によると、紫外線を浴びた皮膚は炎症などを起こし、紫外線を浴びていない部分と比べて酸素量が約30%低下する。肌の酸素量が減少すると、皮膚が生まれ変わるターンオーバーが鈍化するという。
 若年層の肌では、酸素量の減少に応じて肌がコラーゲン繊維の再形成を促すため、紫外線のダメージを受けた肌の組織を修復する。ただ、加齢に応じてその修復の働きは低下するという。
 同社では、今回の発見に基づいて、「コラーゲン繊維形成を促進する成分の開発に取り組み、スキンケア化粧品の開発に役立てる」(研究開発部)という。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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