水素サプリメントや化粧品を販売するアッチェ(本社東京都、畑中伸介社長)が製品愛用者中心の組織から、ビジネス志向の強い会員組織への変革に挑んでいる。14年度(15年1月期)は、地域や組織の特性に合わせたキャンペーンを実施。主要なリーダーを集めて、成功事例などを共有する会議「リーダーズカンファレンス」にも力を入れ、組織間の競争を高めている。14年11月には新たにスキンケアを投入し、女性会員の活性化を図ることで、安定した成長を目指す。
アッチェは06年11月創業。水素サプリメントの取扱いでは老舗だ。創業時は、急激な成長を遂げ組織が拡大したものの、近年は製品愛用者中心の会員が多く、ビジネス志向の会員が減っていた。13年に外資系NB出身の畑中伸介社長を迎えて、組織のテコ入れに着手。手探りではあるものの、着実に成果につなげている。
14年2月から6カ月間、全会員を対象にしたビジネスキャンペーンを実施。並行して5~7月にグループ(組織)や地域の特性に合わせた個別のサポートを初めて行った。このサポートは、本社とリーダーが共同で内容を決めた。グループごとの特性に合わせることで、成果につなげようと考えた。会員をアワードなどで表彰することでモチベーションアップにつなげている
リーダー間のコミュニケーションも増やした。3カ月間に一度、21人のリーダーに集まってもらい、キャンペーンの成果など情報交換の場として「リーダーズカンファレンス」を創設。異なるグループが切磋琢磨することで、相乗効果につなげた。
(続きは本紙1月8日号で)
アッチェ/ビジネス志向の組織構築を強化/エイジングケアで底上げ
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