アクアクララとナック/業務提携で基本合意/共同での研究開発などを検討

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 水宅配大手のアクアクララ(本社東京都、赤津裕次郎社長)とナックの2社は8月22日、宅配水事業全般における業務提携に基本合意をしたと発表した。宅配水事業における研究開発・購買・運営を共同で行うことなどを検討する。業界の発展や、両社のコスト削減につなげたい考えだ。
 水宅配業界におけるブランド別顧客数としては、ナックの展開する「クリクラ」が約50万件で業界首位。アクアクララの「アクアクララ」が約48万件で2位となっている。今回の提携では、トップ2社が手を結んだ形だ。
 業務提携に至った経緯についてナックは、「両社が加盟する(一社)日本宅配水&サーバー協会を通じて、情報交流や意見交換を行ってきた。そのなかで、両社の経験やノウハウを融合することが、今後の宅配水事業において、よりよい商品やサービス、品質の提供につながり、宅配水業界全体の発展に寄与できると判断した」(広報IR部)と説明している。
 具体的な提携内容については現時点では未定としている。ただ、両社は「今後、商品製造や販売管理、サーバーメンテナンス、物流、品質管理、販売促進などにおいて検討を行う」としており、「共同で研究開発・購買・運営を実施することなどが考えられる」としている。両社は「業界の健全で安定的な発展を実現しつつ、コスト削減や顧客満足度のさらなる向上を目指す」と言う。


(続きは、「日本流通産業新聞」8月25日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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