JADMA/阿部会長が正式就任/「通販業界の地位を高める」

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記者会見に応じるJADMAの阿部嘉文会長

記者会見に応じるJADMAの阿部嘉文会長

 公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都)は6月24日、定時総会後の理事会で新役員を選出し、新会長に阿部嘉文氏(オルビス代表取締役社長)が正式に就任した。阿部会長は総会後、記者会見に応じ「より一層、通販業界の地位を高めていく」と抱負を語った。佐々木迅前会長はJADMAの副会長に就任した。
 会見に臨んだ阿部会長はJADMAの今後の活動方針に触れ、(1)業界への信頼性を高めるため「自主規制の徹底」(2)メーカーや地場産品などさまざま企業の「入会促進」(3)消費者・事業者におけるJADMAの「認知度向上」ーーに取り組む考えを明らかにした。
 質疑応答で新会長としての抱負を問われた阿部会長は、「通販は一般消費者にとって身近な存在になっている。それだけにより一層、通販業界の地位を高めていくことが大事だ」と述べた。
 通販業界の地位向上においては「JADMAが扇の要だ」と語り、〝JADMAマーク〟が付いている通販事業者は、信頼がおける企業だとの認識を一層高める必要があるとの考えを表明した。
 そうした観点からJADMAへの入会は「一定の厳しさを持って審査せざるを得ない」とともに、会員社には「法令順守はもちろん、お客さまから信頼されることを会員が一体となって取り組んでほしい」との要望を語った。
 なお役員人事では、同日付で万場徹事務局長が常務理事から専務理事に、事務局の三浦千宗事業部長が理事にそれぞれ昇格。大岡秀海専務理事と柿尾正之理事はともに退任した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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