日本郵便/「全日本DM大賞」入賞作品発表/温泉旅館のDMがグランプリ受賞

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日本郵便(本社東京都、高橋亨社長)は2月24日、「第30回 全日本DM大賞」の入賞作品25点を発表した。応募作品625点の中から金賞グランプリを獲得したのは、温泉旅館の「山代温泉 宝生亭」が常連客向けに郵送したDMだった。金賞は果樹園の「かみやま農園」と、ソフトバンク、ベネッセコーポレーションの3社が受賞した。
 今回は温泉旅館や果樹園から、大手通信会社や大手通信教育会社までバラエティーに富んだ企業が金賞を受賞した。グランプリ受賞作は、石川県の温泉旅館「山代温泉 宝生亭」が常連客の中から100人を厳選し、送付したDMだった。同旅館が常連客に、特注で名入れした「金のバッジ」を感謝の印として送付したところ、100人中84人が宿泊予約を入れるという成果を収めた。
 青森県にある果樹園「かみやま農園」は、子育て世代をターゲットにサクランボウ狩りへの参加や、サクランボウの購入を促すためのDMで金賞を受賞した。オリジナルイラストで描かれたフリップブック(パラパラマンガ)を同梱したところレスポンス率は約40%に達したという。
 同じく金賞を受賞したソフトバンクのDMは封筒がそのままスマホスピーカーになるものだった。ベネッセコーポレーションのDMは、教材の体験版を同梱した作品だったという。
 他にも8作品に銀賞が、12作品に銅賞が与えられた。審査員特別賞は2作品、日本郵便特別賞は5作品に授与された。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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