シニアライフクリエイト/学生の起業体験プログラムに協力/作り手と利用者をつなぐメッセージ(2023年9月28日号)

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 高齢者専門宅配弁当サービスを展開するシニアライフクリエイト(本社東京都、高橋洋社長)は9月26日、品川女子学院中等部3年B組の起業体験プログラムに協力したと発表した。
 同社はこのプログラムに賛同し、8月12日と29日、「宅配クック ワン・ツゥ・スリー 品川店」の利用者へ、弁当とともに学生からのメッセージを届ける取り組みを実施した。中等部3年B組の学生から同社に向けて、弁当に学生からのメッセージと返信用紙を添えて利用者に届け、メッセージが届く利用者と返事を受け取る店舗をつなげる取り組みに協力して欲しい、との提案があったことで実現に至ったという。
 品川女子学院では、中等部3年生~高等部1・2年生がクラスや各団体を1つの株式会社に見立てて事業を考案し、文化祭(以下、白ばら祭)の場にて考案した商品やサービスを実際に販売する起業体験プログラムを実施している。中等部3年B組は「お弁当でつなぐ幸せのリレー」を企業理念とする「株式会社もぐ。」を設立し、「コロナ禍で人と話しながら食べる機会が減り、食事が作業になってしまっている」「親や家族へ自分たちから感謝を伝えられていない」という二つの課題を解決するための実践活動として考案したようだ。
 9月17、18日に開催された白ばら祭では、「株式会社もぐ。」について、設立の背景や企業理念、調査内容、「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」を通した実践活動の発表を行った。また、弁当を作るときに使える便利グッズが入った巾着や、表面に「めしあがれ!」、裏面に「ごちそうさま!」といったメッセージが書かれた、作る人と食べる人をつなぐ弁当バンドなど、オリジナル商品の販売も行ったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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