武内製薬/高校生と共同開発/シニア向けプロテインを発売(2023年9月14日号)

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 健康食品・化粧品のD2C・OEM事業を展開する武内製薬(本社東京都、小倉由渡社長)はこのほど、シニア向けプロテインを発売した。岩手県立紫波総合高校と共同で商品を開発した。紫波総合高校の生徒が、紫波町の65歳以上の高齢者へ実施したアンケート結果を商品開発に生かしたという。
 商品名は「THE PROTEIN (ザプロ)シニアプロテイン おいしいミルク風味」。アンケートでは、具体的に「プロテインのメリットは理解しているものの、日常的に飲めていない」「無味無臭だとうれしい」などの意見が寄せられた。
 その結果、「シェイカーで混ぜなくてもいい粉溶けの良さ」「美味しいミルク風味」のプロテインを開発した。コーヒーや紅茶に混ぜて飲むことができる味にし、日常的にプロテインを飲む習慣をつけてもらいたい考えだ。
 商品の特徴は、(1)国内初のシニア向けプロテイン(同社調べ、100度近い熱湯に溶ける特殊原料としてのホエイプロテインをシニア向けに転用したのが初)(2)タンパク質のほか、カルシウム、ビタミンDを配合(3)植物性乳酸菌を約100億個配合─などが挙げられる。高齢者が飲みやすく、栄養面も考慮した商品に仕上げたという。
 「シニアがターゲットではあるものの、普段の料理にも使用できるため、幅広い層に使用してもらいたい。また、『敬老の日』などには、『健康に気を付けて長生きしてね』という意味も込めて、孫から祖父・祖母へのプレゼントとしても使用してもらいたい」(小倉社長)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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