Zホールディングス 23年4―6月期/物販取扱高1.9%減/「底打ち」と再拡大を強調

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 Zホールディングス(HD)の23年4―6月期(第1四半期)の国内物販系取扱高は、前年同期比1.9%減の7177億円だった。成長率は改善傾向にあり、専務執行役員GCFOの坂上亮介氏は、「国内物販系取扱高は底打ちの兆しがみられる」と話した。
 アスクルやZOZO(ゾゾ)、トラベル事業は、引き続き好調に推移している。
 「ヤフーショッピング」や「LINEギフト」などが対象となる国内ショッピング取扱高は、同10.3%減の3780億円だった。
 「ヤフーオークション」や「PayPayフリマ」などの国内リユース取扱高は、同2.3%増の2483億円だった。「一休.com」などの国内サービス取扱高は、同8.8%増の1428億円だった。
 「ヤフーショッピング」においては、収益性は大幅に改善している。同時にサービスの本質的な強化を図っている。
 「ヤフーショッピング」の粗利率は、同22ポイント増となった。新規顧客の翌月継続率は同19%増、優良配送比率は同47.9%増と向上している。
 10月には、LINEとヤフーの統合により、「LYPプレミアム会員」が開始する。ユーザー基盤拡大につなげ、さらなる取扱高増加につなげたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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