ヤフーは7月10日、「ヤフーショッピング」において、博報堂と三井物産が共同で設立したEarth hacks(アースハックス)が出店したと発表した。SDGs(持続可能な開発目標)に関心の高い新規顧客の獲得を狙う。
「Earth hacks モール」は雑貨や食品など、環境に優しい商品を集めたECモール。廃材から生まれた世界に一つだけの家具や日本伝統の和紙から生まれたTシャツなど、約200商品を取りそろえている。ECモール上では、商品やサービスの二酸化炭素の排出量の削減率を「デガボスコア」として表記する。
「デガボスコア 46%」と表記された商品は、通常の方法で商品を製造したときと比べて、二酸化炭素を46%削減して製造したことを表す。どの商品が環境に優しい商品なのかを明瞭化することで、新規顧客の獲得を図る。今後年内に1000商品以上の取り扱いを目指すという。
「今回の出店を通じて、『ヤフーショッピング』で手軽にできるエコ活動を知っていただき、環境に配慮した商品などの魅力をより多くの人に伝えていく。環境に良い商品の品ぞろえの拡大のほか、ユーザーに商品を届ける、受け取る過程で発生している再配達の削減も、荷物の受け取り方の多様化などを通して解決していく」(ショッピング統括本部 プロダクション1本部 兼 事業企画本部 杉本 務本部長)と話す。
ヤフー/SDGsを訴求/Earth hacksが出店(2023年7月13日号)
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