オンワードホールディングス(HD)は6月19日、繊維専門商社のサンマリノ(本社東京都、貞永明彦社長)との資本業務提携を強化するため、株式の追加取得を行うと発表した。DX化による業務の効率化と価格の適正化に取り組む。サステナブルなもの作り基盤の強化を目指すとしている。
オンワードHDは21年から、サンマリノと資本業務提携を開始している。競争力の源泉である企画や生産基盤を一層、強固なものとする取り組みを進めていた。
サンマリノとの取り組みを通し、原材料の調達から販売まで一気通貫したサプライチェーンの構築を進めている。素材や資材調達の一元化や生産工場の選定などにより、効率的に適した商品を提供できる体制を整え、CX(顧客満足度)向上を図っている。
両社は今後、アパレル業界における生産の新しい取り組みモデルを構築すべく、商品の企画や生産、物流プラットフォームであるPLM(製品ライフサイクル管理、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)をさらに推し進めていくとしている。
オンワードホールディングス/資本業務提携を強化/サステナブルなもの作り推進(2023年7月6日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。