静電気フィルター式空気清浄機の開発・販売を行うグリーンコアテック(本社京都府、松山紋佳代表、(電)075―600―2795)は5月15日に、空気中の水分から飲料水を作り出す製水器「Belle Water(ベルウォーター)」の販売を開始する。
氷水が入ったコップに水滴が付くのと同じ原理で、空気を冷却機で冷やされた結露フィンにあてて結露を発生させている。生成された水は、専用フィルターを通して不純物を取り除き、紫外線の殺菌灯で除菌され、飲料水になる。
製水量は、湿度や温度により異なり、梅雨は1日約15リットル生成する。冬場の屋内でも1日約5リットルになるという。
使用しているROフィルターは、空気中のコロナウイルスの1000分の1以下の粒子しか通さない。たとえフィルターを通ってしまっても、殺菌灯が搭載されているため、飲料水にウイルスが混ざる心配はないとしている。生成された飲料水は、水道水質検査とミネラルウォーター水質検査をクリアしている。
コンセントを刺すだけで使用できるため、水の宅配が困難な場所や災害時の飲料水の確保にも適している。
交換用フィルターは今後販売する予定で、半年から1年の交換ペースとなる。サイズは、幅45×奥行き44×高さ56センチメートルで、タンク容量は6リットル。価格は税込20万9000円。
グリーンコアテック/空気中の水分が飲料水に/梅雨に1日15リットルを製水(2023年5月11日号)
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