オフィス用品のプラス(本社東京都、今泉公二社長)は12月7日、ニッセンが運営する家具・インテリア通販「暮らしのデザイン」事業の譲渡契約を提携したと発表した。12月31日付で事業を譲り受ける。取得金額は非公開。
プラスの社内カンパニーでオフィス家具の製造・販売を手掛けるファニチャーカンパニーが事業を運営する。16年5月から事業を開始する。
プラスによると、事業に関わるニッセンの従業員の一部はプラスに移籍する。16年1月1日付で「暮らしのデザイン事業部」を開設する予定。同社はオフィス家具ブランド「Garage(ガラージ)」を99年から展開し、近年は個人からの注文も増えている。家庭用家具に本格参入し、個人の新規顧客獲得につなげたい考えだ。
通販カタログ「暮らしのデザイン」は94年に創刊され、ファミリー向けの日本製家具や雑貨を販売している。カタログ最終号(15年秋冬号)の発行部数は18万2000部。21年間累計で188万人がカタログ掲載商品を購入した。
ニッセンホールディングスは8月に、大型家具からの撤退を発表していた。
続きは「日本流通産業新聞」12月10日・17日の合併号で)
プラス/ニッセンの家具事業を取得/来年6月から事業開始
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