高齢者専門宅配弁当サービス「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」を手掛けるシニアライフクリエイト(本社東京都、高橋洋社長)は、一般社団法人在宅栄養ケア推進基金(事務局高知県)と共同で行う「医福食農連携で高齢者の低栄養予防に資する健康支援型配食サービス」が、内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォームにおいて、プラットフォーム会員間連携部門優良事例を受賞した。2月7日に開催された「地方創生SDGs国際フォーラム2023」にて表彰された。
主な取り組みとして、同社と在宅栄養ケア推進基金が連携し、高齢者の低栄養予防に役立つよう「健康支援型配食サービス」を体系化している。また、高知県や土佐清水市と包括連携協定を締結し、コロナ禍で販売不振に陥った農水畜産物を使用する「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」の配食メニューとして商品化し、全国販売することで、一次産業の救済と地域活性化につなげている。
22年1月にはこの取り組みの一環として、高知県産のシイラを使用した「シイラフライ」の提供を開始している。「シイラフライ」は 「シイラ竜田揚げ」の製造過程で発生する端の部分や、切り身にできないサイズの魚体といった、やむなく廃棄につながってしまう物を活用した商品。
月に1回設けている「ご馳走の日」の2月のメニューは、高知県の「土佐はちきん地鶏」を使用した「土佐はちきん地鶏の白湯鍋風弁当」に決まり、2月17日の昼食に提供される。
他にも、土佐清水市に高齢者コミュニティサロン「昭和浪漫倶楽部」を創設し、介護予防やフレイル対策、認知症予防に貢献している。
シニアライフクリエイト/地方創生SDGsで受賞/国際フォーラム2023で表彰(2023年2月16日号)
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