【EC関連リサーチ】トレンドマイクロ「企業におけるECサイトのセキュリティ実態調査2016」/5割が被害も甘い対策目立つ

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 トレンドマイクロは2月1日、ECサイトの構築・運用・セキュリティの実務担当者619人を対象に実施した「企業におけるECサイトのセキュリティ実態調査2016」の結果を発表した。それによると、全体の約5割がECサイトに対するサイバー攻撃を「受けたことがある」と回答。IPS(侵入防止システム)、IDS(侵入検知システム)の対策をしていなかったり、OSやミドルウェアの修正プログラムの適用をしていない事業者も一定数いることが明らかになった。

■DDoS攻撃が最多
 EC市場が拡大する一方で、サイトの脆弱性を狙ったサイバー攻撃が増えている。
 自社が運営しているECサイトに、過去1年以内にサイバー攻撃を「受けたことがある」と回答したのは全体の49.1%だった。
 また、攻撃を受けたことがある304人を対象に、受けた攻撃の手法を聞いたところ(複数回答)、「DDoS攻撃」と回答したのは24.1%で最多だった。これに次いで「OSの脆弱性を突く攻撃」(23.6%)、「ミドルウェアの脆弱性を突く攻撃」(18.6%)、「ウェブアプリケーションの脆弱性を突く攻撃」(12.9%)という順だった。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月9日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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