【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】 <32> 健康食品は広告表現を考えてから作る(2024年12月5日号)

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 こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品、健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。


■広告規制が厳格化

 以前の記事で、広告表現に対する法規制の厳格化に触れました。23年、景品表示法違反として消費者庁から措置命令を受けた企業のうち、多くが健康食品を販売するメーカーでした。
 また以前にも健康食品企業に対する措置命令ラッシュがあり、これまで専門家の中でもグレーゾーンとされてきた内容に対して指摘が入るケースが見られました。このことは、多くの健康食品メーカーに衝撃を与えました。措置命令を受けると、不当な広告をしていた期間の売り上げから算出された課徴金が課せられ、最悪の場合、経営が破綻してしまうメーカーもあるようです。
 なぜこのような厳しい状況になっているのでしょうか。サプリメントは口から摂取され体内に直接入ることになります。製品そのものに含まれる成分はもとより、どのように消費者に訴求すべきかなど、さまざまな法令によって規制を受けています。
 過去に個人輸入されたダイエット食品で死亡事故などが起きたこともあり、健康被害などから消費者を守るべく、複数の法令に守られているのです。
 一方で、

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月5日号で)

<プロフィール>
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
 EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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