【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第469回 <カレイ専門ECサイト「宮古マルエイ」> SEO対策に注力し売り上げ伸長(2024年8月8日・15日合併号)

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大濱千佐喜氏

大濱千佐喜氏

 カレイは世界中に100種類以上いると言われており、三陸は水揚げされるカレイの種類が全国的に見ても豊富だという。この立地の良さを生かし、カレイ一筋で干物づくりを行っている岩手県宮古市の「宮古マルエイ」。サイズや種類が選べるセットや、煮付けのミールキットなど、この店ならではの商品ラインアップでリピーターを増やしている。ECサイトを運営する大濱千佐喜氏に聞いた。

◆特徴・こだわり

 島根県のマルエイとの共同出資でスタートした宮古マルエイ。そこからのれん分けし、独自の商品を増やしてきた。
 「最初はオランダ産のカレイ1種類のみで、カレイ専門というより『カレイしかない』メーカーでした。しかし、真摯にお客さまの声に耳を傾け、丁寧に商品づくりと向き合うことで、今までやってこれたと思います。カレイの中でも、実際に干物を作っておいしいと思う魚種を厳選し、現在は北海道と三陸のカレイを取り扱っています。一枚一枚手作業で丁寧に下処理をすることで、コクやうまみがあり、仕上がりの良い干物ができます」
 さまざまな種類の干物はもちろん、専門店ならではのアイデア商品も人気だ。
 「一番人気はサイズが選べる『干しかれい詰合せ』。リピーターが多いのは『宗八かれい』です。また『煮つけのミールキット』は、作る楽しみやアレンジの余地を残しながら、簡単においしく作れることにこだわりました。『中骨取り干しかれい』も新たな挑戦でしたが思ったほど売れず、副産物の中骨で作った『骨せんべいの素』が売れています」


◆情報発信

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月8日・15日合併号)

<運営会社概要>
【運営】有限会社宮古マルエイ
【ショップ開設時期】2017年7月
【EC運営人数】6人(兼務)
【ショップ形態】自社ショップ、楽天市場
【導入システム】Welcart
【配送委託先】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便

干宗八かれい

かれいまるごと魚拓せんべい

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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