【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】 <27>メルマガは読まれないからこそ何度も送るべき(2022年12月1日号)

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 こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品、健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。


月1から週1にメルマガの頻度を上げた結果

 既存顧客に手軽にアプローチできる手段として最初に変えられるのが、メールマガジンの配信です。そこで問題になるのが「いつ、どのくらいの頻度で送ったらいいのか」ということです。
 結論からお話しすると、メルマガはより多く、頻繁に送った方が効果的です。「今の時代メルマガなんて誰も読んでいないよ」と考えている経営者や担当者も多いかもしれませんが、本当にそうなのかはきちんと検証する必要があります。
 大量に情報が溢れている現代においては、消費者は自分に関係のないものは無視するものです。それはメルマガであろうがLINEであろうが同じで、メディアの問題ではありません。
 メルマガやDMは、「読まれないからこそ何度も送る」べきです。例えば公共料金などの督促や役所からの重要な通知は、何度も何度もお知らせが届きます。封筒などの外観や宛名の体裁が変わっていることも多いはずです。それは必ず内容を読んでもらい、行動を起こしてもらうための工夫なのです。
 「メルマガを楽しみに待っている消費者はいない」─その前提で考えると、メルマガを開くのは「たまたま」ということがとても多いわけです。そのため、タイミングがとても重要です。
 消費者のメールボックスにしかるべきタイミングでメルマガが届いていなければ、メルマガを開いてくれません。メルマガの件名やタイトルを工夫しつつ、何度も何度もアプローチすることで、消費者の目に留まり、行動してくれるきっかけとなるのです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月1日号で)

〈プロフィール〉
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
 EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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