【購入率 アップしました】〈海外アパレルの個人輸入サイト「BUYMA」〉/メディアコマースで購入率4.5倍

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海外アパレルブランドの個人輸入サイト「BUYMA(バイマ)」を運営しているエニグモは15年2月、ファッションの流行などを紹介する自社メディア「スタイルハウス」を開設した。ファッション感度の高い消費者をウェブメディアに集め、記事を通じて購買意欲を喚起した上でECサイトに誘導している。2月時点で「スタイルハウス」を経由して「バイマ」を訪問したユーザーの購入率は、広告経由や検索エンジン経由などを含めたサービス全体の平均値と比べて約4・5倍も高かったという。
 「スタイルハウス」の記事は、年間の成約件数が約112万件に上る「バイマ」の販売データに基づいて執筆されているのが特徴だ。
 世界中の服や財布、バッグ、アクセサリーなどの中から、実際に売れている商品や流行の着こなしを紹介している。
 記事の執筆は雑誌で活躍する有名モデルやカリスマブロガー、女子大生などに委託。プロの編集者も運営に携わっているという。
 サイトのデザインはおしゃれな雰囲気を重視した。画像を大きく、きれいに表示することで、パソコンやスマートフォンを通じて商品のイメージが伝わりやすいよう工夫している。
 エニグモはECにウェブメディアを活用することで、潜在顧客の掘り起こしや、顧客1人当たりの年間購入金額の引き上げを図っている。
 今年2月13日には、10代後半から30代の女性をターゲットにした二つのウェブメディアを運営しているロケットベンチャー(本社東京都、龍川誠社長)を約6億円で買収。広告に頼らず集客するメディアコマースを強化している。


〈企業データ〉
 出店先「自社サイト」
 導入システム「自社システム」
 配送委託先「─」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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