【EC注目株!】第132回〈リネットジャパングループ〉 ブックオフ起業家支援第1号として誕生/通期収益計画を上方修正。押し目拾いの価値あり

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 リネットジャパングループ(3556、9月期、以下リネットジャパンG)は、中古本・中古家電の販売チェーンを展開するブックオフコーポレーション(3313)の起業家支援第1号案件として、1998年5月に前身:ブックオフウェーブとして誕生した。
 リネットジャパンGの主軸事業は「ネットリユース事業」と「ネットリサイクル事業」。
 前者は自社サイト『NET OFF』を介して、ユーザーからネットを通じて買い取りの申し込みを受け付ける。
 取扱商品は、中古本・CD/DVD・ゲームソフトを中心に、ブランド品・金/プラチナ・ジュエリー・携帯電話・楽器・ゴルフクラブ・フィギアなど多種多様。常時40万タイトル/約100万点の在庫を有する。
 無論、どんなものでも「希望値」で買い取るわけではない。例えば書籍・メディアでは100万点以上の商品データベースが構築されており、人気商品の高価買い取り/高在庫回転率が実現されている。
 購入に際しては宅配便で集荷し、査定価格を指定口座に振り込む。売りに関しても自社サイトを軸に展開している。ネットオークションサイトも活用している。買いも売りも非対面・非リアルに完結する。
 後者は、いわゆる「都市鉱山」事業。日本で使用済みとなった小型家電は、年間約65万トン。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月6日号で)

〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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