【Clear 生駒龍史CEO】 〈13倍成長の高級日本酒ブランド〉約3年でEC売上20億円(2022年9月29日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 Clear(クリア、本社東京都、生駒龍史CEO)は、高級日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」を販売する自社ECサイト「SAKE HUNDRED」を18年から運営している。21年10月期の売り上げは前期比13倍の約20億円と急伸したという。同社を牽引する生駒龍史CEOに話を聞いた。

 ─「SAKE HUNDRED」とは。
 「SAKE HUNDRED」は、優れた酒造技術を持つ酒蔵と共同開発した、当社オリジナルの日本酒のブランドです。18年に始動しました。現在、売り上げの約95%はECによるものです。
 19年10月期の売り上げは4000万円でしたが、20年10月期は1億5000万円になりました。21年10月期には、売り上げが、その13倍の20億円に拡大しました。右肩上がりの成長が続いており、22年10月期も堅調な着地を見込んでいます。
 「SAKE HUNDRED」のブランドパーパス(存在意義)としては、「最高峰の日本酒で、世界中の人々の『心を満たし、人生を彩る』こと」を掲げています。
 現在はECで8アイテムを展開しており、価格帯は1万円代~22万円となっています。
 最もよく購入されている商品は3万8500円の日本酒「百光(びゃっこう)」です。ブランドのフラグシップ商品です。サイトで最も価格の高い商品は、27年熟成の酒「現外(ゲンガイ)」です。
 このブランドは、販売を開始して以来、現在に至るまで、数々の国際的な酒品評会で、受賞してきました。今年だけで20の賞を受けています。品質が伴っているからこそだと考えています。
 受賞は、ユーザーがブランドを選ぶ際、重要な指標の一つになるとも捉えています。


■リピーターが約6割

 ─主な顧客層は?
 ブランドのメインユーザーは、もともとの「熱烈な日本酒好き」というわけではありません。
 私達は、「日本酒の未来を作る」ことを目指しています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月29日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ