【楽彩 石田麻衣子取締役】 <サービス開始から3年目を迎えた> /デリカフーズの持つ新鮮さを強みに、ミールキットで成長目指す(2024年6月27日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 業務用青果流通の最大手、デリカフーズホールディングス傘下の楽彩(本社東京都、大崎善保社長)は22年4月にミールキットECを開始し、3年目を迎えた。サービス開始当初のピックアップ型から、ミールキットと野菜BOXのECに切り替えた。「おいしくてカラダに良いものを楽して・楽しく食べていただきたい」がコンセプトだ。デリカフーズが持つ新鮮な野菜を届ける楽彩の石田麻衣子取締役に、サービス開始から3年目を迎えた状況などについて聞いた。

 ─楽彩の事業内容について教えてください。
 楽彩は、自社ブランドの商品開発からオンラインショップ「RAKUSAIモール」での販売が主力事業です。当社のミールキットを他社向けに卸売りするOEMにも対応しています。
 デリカフーズグループの強みを生かし、野菜を使った冷凍スープや冷凍ミールキットといった商品も取り扱っています。グループ会社の「デリカフーズ長崎」では、タレやドレッシングを製造しており、当社のミールキットにも採用しています。
 最近では、「銀座シックス」にあるエノテカの店舗で、ワインとミールキットのコラボイベントを開催しました。こうしたリアルイベントは月1回のペースで実施しています。
 直販のEC以外では、九州屋や小田急OX、ダイエーなどへの卸売りも行っていて、楽彩ブランドの商品を購入することができます。こうした店舗では、試食会で食べてもらうことで利用を促しています。
 デリカフーズグループでは、全国約3万店舗の外食店との取引があり、こうした物流網を生かしています。
 ─サービス開始からこれまでの状況は。
 デリカフーズグループとして外食店舗との取引が全体の8割を占めていました

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ