【Eコマース業界地図 ECモール・プラットフォーム編】ジオシス/40%超の高成長継続/「食品」「家電」も拡大

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広報・吉田高夫氏

広報・吉田高夫氏

 ジオシス(本社東京都、金孝種代表)が運営するECモール「Qoo10」は、17年の流通総額が前年比40%以上増加している。ファションやコスメなど以前から強みのある分野に加えて、食品や家電の売れ行きが伸びている。特に食品は伸び率が高く、17年の流通総額は同約2倍で推移した。
 営業担当者を増員し、店舗開拓を強化している。取扱商品の幅が広がったことで、顧客層が拡大。これまで強かった20代女性以外にも、30~40代の女性や男性などの新しい顧客を獲得できている。顧客層が広がったことで、食品や家電などの売れ行きが伸びるといった好循環が生まれている。
 商品を軸としたウェブプロモーションも奏功している。同社が自ら商品広告をモール外に積極的に露出することで、顧客を獲得している。17年に開始した「LINEショッピング」にも参加し、顧客獲得につなげている。
 発送代行サービス「QWMS」の需要も高まっている。
 「『QWMS』に商品を預けていただくことで、ユーザーに当日発送でき、安心感も与えることができる。海外販売を当社が代行するメニューも好評だ。『QWMS』の利用店舗限定のプロモーション枠もあり、さらに売り上げを伸ばせるチャンスがある」(広報・吉田高夫氏)と話す。
 17年に「QWMS」の倉庫を拡張したが、需要の高まりを受け、18年にも拡張を計画している。

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