プラスアルファ・コンサルティング(本社東京都、三室克哉社長)が提供するCRMシステム「CustomerRings(カスタマーリングス)」は、クラウド型の分析ツールだ。通販会社が持つ顧客データを統合し、分析することにより、顧客のセグメント分けを手軽に行える点に強みがある。各施策の効果を手軽に分析できるため、手応えを見極めながら、次の施策を検討することができるという。大手通販・EC事業者を中心に500社以上が導入している。
「カスタマーリングス」の特徴について同社では、「『チャネルごとに顧客データが点在していて全体の顧客の動きが捉えにくい』『分析データに基づいた施策が行いにくい』といった、事業者が抱える課題に寄り添うことができるCRMシステムだ」(山崎雄司執行役員カスタマーリングス事業部副事業部長)と説明する。
「CRM施策が成功している事業者の共通点は、施策の手応えを感じながら取り組んでいるところにある。『カスタマーリングス』では、どんな施策がうまくいったのかすぐに俯瞰することができるため、手応えを感じながら施策を改善していくことが可能だ。PDCAサイクルをより円滑に回せるようになる」(同)と話す。
例えば、「1カ月に購入した顧客」を示すグラフからは、顧客の人数、性別、年齢、配偶者の有無、所得といったパーソナルデータも確認できる。
パーソナルデータから特定した、どんなセグメントの人が、いつ、どんな商品を購入したかといったデータをもとに、即座にセグメント分けを行うこともできるという。
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