増収率ランキング/目立つ中古品ＥＣ企業

（年商１０億円以上）
　年商１０億円以上の増収率ランキングでは、前年比１３０・８％増を達成したオールアバウトライフマーケティングが１位にランクインした。飲料や食品・日用品を中心に扱っている同社は１５年３月期に取り扱い商品数を前期比１３５％増の８９１品目にまで拡充した。さらに、１４年７月には酒類免許を持つシャンディーを買収し、酒類の取り扱いにも着手した。
　中古車販売のビィ・フォワードは海外販売を成功させ大幅増収につなげた。海外に中古車を輸出する際のコンテナに、荷物を他社商品と共同で積み込むなど配送コストの削減を実施、販売価格が抑えられ、海外顧客からの支持を高めることに成功した。

増収率ランキング
（年商１０億円未満）
　年商１０億円未満の増収率ランキングでは、中古ＰＣを取り扱うアンカーネットワークが１位となった。同社では、ｗｉｎｄｏｗｓＸＰの買い替え需要があったといい、前年比４００・０％増を達成した。
　商品拡充により、客単価の向上に成功した企業も目立つ。ミリタリーグッズ販売のデジストでは、ミリタリージャケットなど高価格品の仕入れを強化。客単価が上がったという。食品販売のアイケイでは、商品拡充が「ついで買い」につながり、客単価向上に成功した。同社では「今までは商品ジャンルを絞っていた。取り扱い商品ジャンルを広げたことが既存顧客の『ついで買い』を促進した」（管理チーム）と話す。