ニトリホールディングス 19年3―5月期/通販売上高119億円/配送費抑制で商品小型に

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 ニトリホールディングス(HD)の19年3―5月期(第1四半期)の通販売上高は、前年同期比19.8%増の119億円だった。ネットオリジナル商品の販売が順調に推移した。配送費の高騰に対応するため、商品のダウンサイジング化を強化。小型化した梱包で配送費を抑制するとともに、実店舗への来店客が直接持ち帰りできるサイズの商品開発を行っている。
 全体の売上高に占める通販売上高の比率は同0.8ポイント増の7.2%だった。ネット限定商品の売れ行きが良く、ネット限定カラーを展開するカラーボックスの売り上げが順調に推移した。
 配送費の高騰を受け、梱包サイズの三辺の合計が160センチ以下になる商品開発を行っている。商品サイズそのものを小型化し、梱包も同様に小さいサイズに収まるように工夫。これにより、配送コストの値上げ分を吸収する狙いだ。
 配送件数そのものを減らすためにも、実店舗から直接持ち運びができる大きさの商品開発を行っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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