アマゾンジャパン/年内にライフが出品/生鮮品の品ぞろえ拡充へ

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 アマゾンジャパンは5月30日、スーパー業界中堅のライフコーポレーション(ライフ、本社東京都、清水信次会長)が、Amazonの有料会員向け当日配送サービス「Prime Now(プライムナウ)」に出品すると発表した。ライフは年内にも出品を開始するとしている。
 「プライムナウ」は、食品や日用品などの商品を、注文から最短2時間で顧客に配送するサービス。Amazonの「プライムナウ」専用倉庫の商品や、「プライムナウ」に出品する百貨店の商品を、Amazonの配送員が配送する。
 ライフが出品する商品についても同様で、Amazonにライフの商品の注文が入った場合、ライフの従業員が商品をピッキング・梱包し、Amazonの配送員が配送する形になる予定だという。
 ライフの商品の注文対象地域は都内の一部になる予定。ライフの出品がスタートした後の、「プライムナウ」の商品点数が何品目になるかなどは「決まっていない」(アマゾンジャパン広報)と言う。
 生鮮食品ECの連携については、アスクルとセブン&アイ・ホールディングスが17年11月、共同の配送サービス「IYフレッシュ」をスタートした。同サービスでは、セブン&アイが取り扱う生鮮食品をアスクルの日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」に出品、アスクルの配送ルートで顧客に届ける。30~40代の女性を主なターゲットにしている。
 アスクルによると、「IYフレッシュ」は現在、東京都内の新宿区・文京区の2カ所で運用しており、利用頻度は徐々に高まっているという。Amazonとライフの協業によって、生鮮ECの市場が伸びるかに注目が集まる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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