セブン&アイ・ホールディングス/EC売上高11.4%減/セブンネットは26.4%減

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 セブン&アイ・ホールディングス(HD)の20年2月期におけるEC売上高は、前期比11.4%減の1002億6100万円だった。書籍やCD・DVDなどのECサイト「セブンネットショッピング」が同26・4%減の200億6600万円、弁当宅配「セブンミール」は同16.7%減の232億9700万円になった。ヒット商品の減少や配送規定の変更が響いたという。
 「セブンネットショッピング」は前期よりもヒットコンテンツが少なかったため、減収となった。「セブンミール」は18年9月に最低注文金額を引き上げ、配送料を値上げした影響が響いた。
 「ネットスーパー」は同6.9%減の397億3200万円だった。店舗連動型のサービスであり、実施店舗の閉店が減収要因となった。
 その他サービスのEC売上高は、「イトーヨーカドー」が同0.1%減の54億2800万円、「アカチャンホンポ」が同1.0%増の64億8500万円、「そごう・西武」が同3.8%増の40億7500万円、「ロフト」は同5.1%増の11億7400万円だった。
 新型コロナウイルスの影響でECやネットスーパーの売り上げは伸びている。3月の売上高では、「セブンネットショッピング」は前年同月比30.9%増、「IYネットスーパー(西日暮里)」は同7.1%増、「そごう・西武のe.デパート」は同6.9%増、「ロフト」は同25.2%増になっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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