【白寿生科学研究所 原浩之代表取締役社長】 メーカーから国民の健康追求企業へ

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 電位治療器「ヘルストロン」の体験販売を手掛ける白寿生科学研究所(以下白寿、本社東京都)の代表取締役社長に、10月1日付で、原浩之副社長が就任した。前社長の原昭邦氏は代表取締役会長に就任した。原新社長は、白寿の事業運営について、「『ヘルストロン』の製造・販売企業から、国民の健康寿命をいかに伸ばすかを伝える企業へと変わっていかなければならない」と意気込む。原新社長に、今後の事業戦略について聞いた。

■健康リテラシーを高める

 ─新社長に就任しての意気込みを聞きたい。
 私はこれまで、日々、全国の体験会場をまわり、現場を見てきた。これからも基本的にやることは変わらないが、自分の発言の影響力が強まることを自覚しつつ現場を見ていく。
 10月1日付で私が社長に就任するのと同時に、役員人事も変更した。父で社長だった原昭邦は代表取締役会長に就任した。新卒として入社してから40年間、数多くの経験を積んできた2人の営業マンを、取締役につけた。
 白寿は、成長しなければならないと考えている。これまでは、「ヘルストロン」のメーカー兼販売企業として、ある程度の認知度を獲得してきた。一方で現在、売り上げの半数を占めるのは健康食品だ。
 これからの時代は、作って売るだけの企業ではなく、国民の健康寿命をいかに伸ばすかを考え、一人でも多くの国民のヘルスケアリテラシーを高める企業でなければならない。そのために、「ヘルストロン」や健康食品、そしてそれを使った”健康法”を提供する企業でなければならないと考えている。
 国民のヘルスケアリテラシーを高めるには、物を売るだけではだめだ。顧客が選べるサービスを提供し、”モノ”から”コト”への転換を図らなければ、変わらないと考えている。


■すでにECで変革

 ─具体的に、どのような変革を検討しているのか。
 例えば、ウェブ展開やECだ。

(続きは、「日本流通産業新聞」」10月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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