【国際友好交易 眞子達男会長兼社長】 〈キャンペーンが奏功し「美露仙寿」好調〉年配の会員が日本一多い会社を目指したい

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 1989年の創業以来、健康飲料「美露仙寿(メイルセンジュ)」を販売する国際友好交易(本社東京都、眞子達男会長兼社長)は、キャンペーンが奏功し、今年4~5月の「美露仙寿」の出荷本数が、前年比で倍増したという。休眠会員の掘り起こしに成功したようだ。70~90代の高齢の会員が多いのが同社の特徴。「年配の会員が多いことをマイナスと捉えるのではなく、年配の会員の数が日本一多い会社を目指したい」と話す眞子会長兼社長に話を聞いた。

■コロナ禍にキャンペーン実施

 ─コロナ後の販売状況は。
 コロナの発生も踏まえ、4~5月に当社では、大型のキャンペーンを実施した。「美露仙寿」を2箱購入した人には、1箱をプレゼントするという内容のキャンペーンだった。その結果、4~5月の出荷本数は、昨年の倍になった。一度は会員になったものの、何らかの理由で購入・活動を休止していた休眠会員も、これを機会に戻ってきてくれたようだ。今後のリピートの拡大につながってくると期待している。
 ─「美露仙寿」の販売展開を行っていくうえで、心掛けていることは。
 科学的なエビデンスに裏付けられた、確かな商品を提供していくのが、当社の基本だ。「美露仙寿」の体感性の高さは、多くの愛飲者から寄せられる喜びの声からも明らかだ。さらに、科学的にも、エビデンスを蓄積する取り組みを継続的に行っている。崇城大学では、13年にわたって、毎年、美露仙寿に関する学術研究を推進していただいている。これまでの研究成果は、医学雑誌などにも掲載された実績があり、デンマークの学会での研究発表なども行っている。
 ─そうした研究では、どのような働きが明らかになっているのか。
 これまでの研究の成果が指し示す働きは、健康から美容にいたるまで、多岐にわたるが、中でも免疫関連の研究については継続的に行ってもらっており、多数の研究成果が生まれている。
 「美露仙寿」に関する研究は、今後も継続的に行っていく。


■闇雲に若返りは図らない

 ─貴社の組織は、高齢の会員が多いという印象がある。今後の方向性は。
 確かに当社の組織には70代以上の会員も多い。90代の会員も少なからずおり、例えば97歳の会員は、今でもバリバリ活動をしている。マンションの最上階で一人暮らしをしていて、健康のため、コンビニにも一人で歩いていくのだという。「美露仙寿」と缶ビールが健康の秘訣だとおっしゃっていた。
 当社としては、会員層の若返りを闇雲に図るつもりはない。年配の会員が多いことをマイナスと捉えるのではなく、むしろ年配の会員の数が日本一多い会社を目指したいと思っている。
 コロナ禍で、倒産する中小企業も増えている。パートやアルバイトの口も少なくなっていくだろう。そんな中、年配の方々が健康になりながら、仕事を続けられるとしたら、それは素晴らしいことだ。年配の方々を含めた多くの人にとって、希望の持てる、楽しい組織であり続けたいと考えている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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