【新春 モールインタビュー〈楽天市場〉楽天 野原彰人 執行役員コマースカンパニーCCO&ディレクター】 ユーザー変化に応じ、楽天も変化に挑む

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 楽天はユーザーの志向性や利用デバイスの変化に対応し、自らも大きく変わろうとしている。配送や決済、コンテンツなどで共通のルールを設け、ユーザーにとって分かりやすい売り場作りを目指す。一方、「楽天市場」の強みである”店舗のユニークネス(独自性)”はさらに伸ばしていく方針だ。変化に挑む楽天の戦略や狙いを、執行役員コマースカンパニーCCO&ディレクターの野原彰人氏に聞いた。

 ─2020年、「楽天市場」の目指す方向性は。
 20年も売り場の品質を良くして、ユーザーがしっかりと満足できるものにしていく。ユーザーの志向は変わってきている。変化に対応していかないと売り場は存続できない。しっかりと意志を持って、今後も長くユーザーに支持される売り場を店舗と二人三脚で作っていきたい。
 今後、ユーザーが購買に意味や意義を求める時代に入っていくと思う。同じ商品を買うにしても、「あの顔が見える店舗で買いたい」と思うユーザーが増えていくだろう。「楽天市場」の最大の強みは、個性豊かな約4万9000もの店舗の集合体であること。さらに機能面を一定程度統一し、利便性を向上することで、次に来る”買うことの意味を求める時代”において、「楽天市場」の強みを一層発揮できるだろう。そのために一つ一つの施策を店舗とともに進めていきたい。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ