【ランクアップ 岩崎裕美子社長】悩みの数だけ会社を作る

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 「マナラ化粧品」ブランドの通販事業を展開するランクアップは19年10月から、5カ年計画をスタートさせた。初年度となる今期は、新規顧客獲得方法のテストや新商品の開発、新規事業の育成などに取り組んでいく計画だ。今期の事業計画と将来の構想について、岩崎裕美子社長に聞いた。

■売上高10.7%増

 ─19年9月期の売上高は。
 前期比10.7%増の114億6000万円だった。これは台湾の子会社の売上高を除いた数字になる。

 ─増収要因は。
 前期にすごく意識していたのは、「会える通販」ということ。18年8月から始めているが、熱狂的なファンづくりということにフォーカスしており、お客さまと直接お会いしてタッチポイントを増やそうということで、「マナラウイズ」というファンサイトを開設している。私たちが製品に対して、どういう思いでいるのかを、お客さまに知っていただくことで、イベントに来てくださったお客さまによる定期の購入点数が増えたり、限定品を手に取っていただく機会が増えたり、売り上げにも結び付いている。

 ─10月以降の新年度に計画していることは。
 今期は新しいお客さまを獲得する方法として、いろんなやり方をテストしようと思っている。ずっと同じ媒体で、同じような広告を展開していると、お客さまが広告に見慣れてきて疲弊してしまうからだ。クリエーティブのテストも増やそうと考えている。今期から5カ年計画がスタートしており、5年をかけて私たちの製品が大好きな、熱狂的なファン化をするために、ファンサイトを盛り上げていきたい。

 ─それはCRM的な要素でファンづくりを進めていくのか。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月1日新年特大号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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