【通販エキスパート協会 稲留万希子代表理事】通販検定、事前申込600人

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 一般社団法人通販エキスパート協会(事務局東京都、稲留万希子代表理事)が実施する通販エキスパート検定の受験が始まった。受験期間は10月1〜31日、受験申し込み締め切りは10月28日まで。今回の通販エキスパート検定の特徴を稲留代表理事に聞いた。


■団体受験が増加
──秋の検定試験が始まった。今回の特徴は。
 10人以上で受験する団体受験の申し込みが多いことです。協会として営業活動に取り組んだためですが、新規に団体受験する企業が増えています。団体受験の場合、受験料が10%割引になるメリットがあります。
 あとは今回、アフィリエイターにも案内しているので、アフィリエイターからの申し込みも結構あります。アフィリエイターが書いた内容で措置命令が出されたケースもあり、アフィリエイターも法律を理解して順守しないと仕事がもらえなくなります。

──団体受験の場合、受験する企業側が受験料を負担するケースが多いのか。
 10人前後の受験者数だと企業負担が多いですが、そこは企業によってさまざまです。個人負担もあれば、合格したら企業負担というところもあります。テキスト代も同様で、会社負担と企業負担があります。

──昨秋の検定試験からWEB試験を導入した。その影響は。
 地方の受験者数が増えました。WEB試験導入以前は試験会場が限られていたので、地域によっては受験が困難なこともありました。現在全国260会場で受験できるので、地方にある通販事業者や地方在住者の受験割合が高くなっています。システム環境さえ整えば、会社のPCで受験することも可能です。

──システム環境とは。
 専門的な作業は特にかかりませんが、アプリの導入が必要となります。


■合格率は60%台
──前回の検定試験で累計受験者数が1万人を超えた。今回の受験者数の見通しは。
 目標は1000人ですが、9月末時点ですでに600人から申し込みが来ています。試験期間は10月31日までですが、試験が始まっても受験申し込みは受け付けており、10月28日まで申し込みができます。

──検定試験に合格する秘訣は。
 各級ともテキストを用意しています。検定試験の内容はテキストの範囲内で出題されるので、テキストの内容を理解、把握することが早道です。各級とも100点中70点以上が合格となり、合格率は60%台です。合格者に学習期間を聞いてところ、1級は3週間から1カ月、2級と3級は1週間から10日間という傾向になっています。
 3級、2級、1級と昇級していく人もいますが、いきなり1級を受験する人もいます。また、3級と2級あるいは2級と1級を同時に受験される方もいます。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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