【ライフトレード 宇田川雅生社長】5月に創業14周年を迎え/事業を通じて国民の健康的自立を普及する

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 ライフトレード(本社熊本県、宇田川雅生社長)は、18年5月に創業14周年を迎えた。米国の大学と共同で体内の幹細胞に関する研究を進めたり、医師など専門家を招いた呼吸法や、生活習慣の見直しを主眼に置いたセミナーを推し進めることで組織を拡大している。医師や薬剤師など医療従事者の会員登録も増えており、手応えを感じているという。「事業を通じて国民の健康的自立を普及する」と語る、宇田川社長に今後の事業展開について聞いた。

 ─17年はどのような取り組みを行ってきたのか。

 当社がセミナー講師として契約する医師や歯科医師、薬剤師によるセミナーを増やした。
 西洋医学に依存せず、食事などの生活習慣にも意識が高く、当社製品を自ら愛用されている専門家のセミナーは、会員やこれから会員登録を検討する新規の方からも好評だ。
 従来の西洋医学に依存したくないという医師からの問い合わせも増えている。医師から「これほどデータが揃っている製品はない」という評価を頂くことがある。現在、当社のセミナーで講演していただいている医師は4人だが、会員登録している医師は数えきれないほどだ。
 昨年は、歯磨き粉「ラックルハミガキ」を投入したことで、歯科医からの問い合わせも増えた。薬剤師や看護師の会員登録も目立っている。プロから支持されていることは製品の自信につながっている。

 ─新規会員獲得についてはどうか。

 2カ月に一度発行している会員誌「楽来(ラックル)ニュース」や毎週発行しているメールマガジン、そしてセミナーにて低体温の危険性について伝えている。マスコミなどの影響で、低体温は健康に悪いという認識が高まっていることもあり、会員が自分の家族に飲ませたいという声が多くなってきた。低体温が原因となる身体の不調が生活習慣病、アレルギー、不妊症など多岐にわたること、また低体温は大人だけの問題ではなく、子どもたちにも広がっていることから今後さらに注目されていくはずだ。低体温を克服していくことにより、医療費の削減や少子高齢化など、日本が抱える課題の解決にもつなげていく。

 ─薬剤師によるセミナーも定期的に開催する。

 『薬剤師は薬を飲まない』などの本でも著名な薬剤師である宇多川久美子氏を招き、全国4会場(秋田・東京・長崎・愛知)で講演会を開催する予定だ。厚生労働省が高齢者に対する減薬の指針を発表したこともあり、薬の正しい知識に関する講演は関心が高い。
 当社はこうしたセミナーを通じて健康的な自立の重要性を会員に呼びかけている。当社製品の普及だけではなく、食事、運動、体温に至るまでテーマは多岐にわたる。こうしたコンテンツを本社が用意し、会員の知識・意識レベルを高める機会を提供できることも当社の最大の強みの一つである。

 ─セミナーの手応えはどうか。

 本物を求める方が増えていること、今の時代に求められていると実感できる。
 当社は、製品の販売やビジネスではなく、しっかり伝えることで国民の健康意識を変え、日本の課題を解決していくということに重きを置いているため、組織の広がるスピードは決して速くないが、長く製品を愛用し、長く活動いただける会員の増加が続いており、今後もこのスタンスは続けていきたい。

 ─精神的な健康の重要性も説いている。

 身体が健康になること、経済的にゆとりを持つことは大変重要だが、私自身がもっとも喜びと感じているのは、当社に関わりとても良かったと、会員より感じていただけること。喜んでいただくことで、私自身の精神的健康につながっている。現代社会はストレスも多く、心の病も多い中、誰かの役に立ち、日本の課題の解決に貢献していると感じることの重要性は増しているように感じている。

 ─若年層にも考えを広めたいと。

 健康への意識や生活習慣の乱れは、現在の会員の中心である70歳前後よりも、私(43歳)以下の世代の方が深刻だ。
 そのため、セミナーに参加される方には、「お子さんもしっかり伝えてください、そしてお子さんからお孫さんにもしっかり伝えてもらってください」と話している。
 特にこれから子供の出産を希望されている世代に伝えていくことは重要であり、実際にその活動は拡がってきている。

 ─大学の研究機関との研究も積極的だ。

 当社の製品の主成分は、他社では扱っていない独自のものであり、研究も重要である。引き続き、米国の大学と体内の幹細胞に関する共同研究を進めていく。研究成果は、医療従事者との協力関係にも重要であり、結果的に会員からの信頼も高まると確信している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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