【ダイアナ 徳田充孝 社長】レディースファッション事業を譲受/コラボ企画などシナジー効果に期待

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 ダイアナ(本社東京都、徳田充孝社長)は1月12日、アパレル系流通企業の大西(本社大阪府)から17年12月1日付で、レディースファッションブランド「Supreme.LaLa(シュープリームララ)」の事業を譲り受けたことを発表した。同ブランドでは20~30代をメインターゲットに展開しており、「大人SWEET(スイート)」がコンセプト。都心に直営店2店舗を展開しているが、売り上げの過半をネット通販で上げているという。ダイアナの主力事業とのシナジーなどについて、徳田社長に話を聞いた。


 ーーー事業を譲り受けた「シュープリームララ」について聞きたい。

 徳田 若い女性向けのファッションブランドで、都心のルミネウエスト新宿と渋谷マルイに、直営店も展開している。ルミネウエスト新宿では、坪あたりの販売効率がフロアでベスト3に入るほどの人気店だ。
 全体の年商規模としては6億円程度。その内3億3000万円を実は、ネット通販で上げている。ネットではファッションウォーカーやZOZOTOWN(ゾゾタウン)などに出店しており、人気を集めている。
 同事業の人員としては、本社に10人、店舗に12人を配置している。

 ーーー事業譲受の経緯と譲受価額、16年12月1日の譲受から17年1月12日の発表までのタイムラグについては。

 徳田 経緯については、ご縁があってというしかない。夏ごろから検討し、当社の主力事業との親和性なども勘案した上で、譲受を決断した。譲受価額は非公表。発表が遅れた点については、その前にまず、当社の大切な共同経営者であるフランチャイジーに報告すべきと考えた結果、1月の経営者ミーティング後の発表となった。

 ーーー実際に譲り受けての感想は。

 徳田 これまで補整下着を扱う企業が、本気でアウターを扱うケースはなかったと思っている。そうした意味では画期的なことだと考えている。当社は、プロポーションづくりを通して美と健康を追求してきた。そして当社は、頭からつま先までのトータルビューティーソリューション、ひいてはライフスタイルソリューションを提供しようとしている。そんな当社にとって、アウターブランドの展開というのは、ドンピシャの話だったと考えている。

(続きは、「日本流通産業新聞」2月2日号で)

「リセグラマラス×シュプリームララ」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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