【〈通販・訪販向け〉増収に貢献する支援ツール】 コスモス・ベリーズ〈通販・訪販・食品宅配企業向け仕入れ支援〉/在庫持たずに家電仕入れ/ヤマダ電機の店内でイベントの開催も/家電修理アプリとも連携

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既存顧客をヤマダ電機の店舗に招待、商談の場にも活用している

既存顧客をヤマダ電機の店舗に招待、商談の場にも活用している

 ヤマダ電機の100%子会社でボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、三浦一光会長、(電)052—774—2641)は、月1万円の会費で在庫を持たずにナショナルブランドの家電製品を安定的に仕入れることができる事業を展開している。仕入れが可能な商品は、国内メーカーや海外メーカーの家電全般まで幅広い。仕入れの量に関係なく、均一価格で仕入れることができる。
 加盟店は「テックランド」から直接仕入れる「直取り」を利用すれば、急な仕入れにも対応できるため顧客満足度の向上につながる。大型家電品の場合、配送から据え付け工事まで対応できるサービスも提供しており、人気が高いという。
 既存顧客をヤマダ電機の店舗に招待し、ショールームとして活用したり、イベント会場として商談の場にも活用している。7月22日、長野県の加盟店「JA松本ハイランド」(所在地長野県)が「テックランドアイシティ松本店」で、既組合員を集めた「特別ご招待会」を開催し、目標の150%を達成、447万円を売り上げた。
 「特別ご招待会」の開催前には、2万1000部のチラシを組合の広報誌に折り込んで配布したほか、独自の「JAポイントサービス」を付与するなどの集客施策を行い、79世帯、137人が来場した。猛暑の影響もあり、エアコンが20台、冷蔵庫12台などが売れたという。
 コスモス・ベリーズでは「訪販や通販企業で既存顧客の掘り起こしの施策として活用してもらいたい」と話している。
 コスモス・ベリーズでは、家電を販売した後の修理サービスにも乗り出している。家電修理業者で構成する日本家庭電化製品修理業協会(J—HARB、事務局東京都)と連携し家電修理ネットワーク専用アプリ「なおすけ」を提供する。
 J—HARBの修理サービスアプリに顧客が登録することで修理業者とマッチング、全国全メーカーの家電品の修理を行うシステムだ。
 利用者は購入した家電の情報を登録。保証書やレシートは画像で簡単に登録できる。アプリから修理を依頼することで、近隣の登録した修理業者につなぐ。日中であれば、90分以内をめどに修理業者から連絡が届く。修理業者と直接、故障内容や修理について相談でき、簡単な見積もりも得られる。ECで家電を販売する企業や、今後、家電の販売を検討している企業などに普及させることで、販売後の顧客満足向上につなげていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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