【健食通販支援サービス】 〈ビジネスサーチテクノロジ 「ポップリンク」と「probo(プロボ)」〉導入事例「小林製薬」/サイト内検索が増収に貢献

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 小林製薬の17年12月期における通販売上高が、2年ぶりに100億円を達成した。「サプリメント」の売り上げが前期比5%増、「化粧品」の売り上げは同13%増。ダイレクトメール(DM)などの広告展開を積極化したことが、新規顧客の開拓と既存顧客の単価アップにつながっているという。
 好調な業績を支えているDMに加えて、サイト内検索も売り上げ拡大を後押しする。小林製薬では、ユーザーの利便性を高める施策の一環として、ビジネスサーチテクノロジ(BST、本社東京都、川邉雄司社長、(電)03―3498―6922)が提供するサイト内検索の補助ツール「ポップリンク」とサイト内検索「probo(プロボ)」を導入している。
 導入のきっかけは、商品点数が多く、商品名のうろ覚えが起こりがちな小林製薬のサイトで、検索のミスマッチからユーザーが希望する商品や情報までたどり着けないという課題が見えてきたためだ。この課題に対して、「ポップリンク」による改善策を提案したのが、ビジネスサーチテクノロジだった。
 導入の決め手は、システムを大幅に改修する必要がないことに加え、効果が見えやすく、コストを抑えて導入ができるといった点だ。
 「ポップリンク」を導入したことで、検索キーワードから的確な商品ページへの誘導が可能になったという。小林製薬では、サイト内検索サービス「probo」も追加で導入。「ポップリンク」で商品名の揺れを改善、さらに「probo」で、Q&Aをはじめとしたサイト内全体のナビゲーション改善につなげている。



【「ポップリンク」サービス概要】

 サイト内検索でキーワードが入力された際に、入力候補キーワードの表示や、キーワードに基づく商品の詳細ページへのリンクを画像とともに表示する。商品名の候補を先に補完表示することで、入力ミスや勘違いによる検索の不一致を解消できる。検索窓上で商品画像を表示することで、商品情報が顧客の目に触れる機会を増やした。補完キーワードやリンクは、システムがサイトから自動で収集して反映する。セール対象や新商品を優先して表示する設定も可能。サイトへの適用は、専用のタグをページに埋め込むことで、既存のシステムを改修する必要は生じない。外部企業のECサイト構築システムや、アクセス解析ツールなどとの連携も可能だ。



【「probo」サービス概要】

 「probo (プロボ)」は、高機能のサイト内検索を安全・手軽・柔軟なカスタマイズで導入できるのが特徴だ。HTMLのほか、PDFファイルなどを検索対象として、検索結果画面を生成、提供する。
 企業サイトやFAQ、ユーザーのレビューなどのオウンドメディアのコンテンツ全体を横串検索して、サイト間の送客、購入の後押しを実現するほか、複数のサイトの情報を1つの検索結果としてまとめて表示することで、検索の「ゼロ件ヒット」に起因する離脱を防止する。コンバージョンページまでの到達率の改善が期待できる。
 検索ワードの入力補助や、画像による注目商品への誘導機能などは、個別サービスとしても提供している。初期費用は最低30万円で、月額が5万円。JavaScriptタグを貼るだけで導入ができ、大規模サイトではシステム組み込み型のサービスも提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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