《ヒット商品の舞台裏 第3回》通販会社がPB強化/収益性向上と新規顧客獲得へ

 通販会社がプライベートブランド(PB=自主企画)商品の販売を強化している。家具のECサイトを運営するベガコーポレーションは着用可能な毛布を開発、37万枚以上を販売している。日用雑貨などの通販事業を手掛ける、あしたるんるんラボ(本社東京都、内村隆男社長)は、ふんどしをベースにした女性下着を販売。発売から2カ月で商品の一部が完売した。PB商品の強化で収益性向上を図るとともに、従来にはない商品を開発することで新規顧客獲得につなげる狙いがある。

■着用可能な毛布

 家具のECサイト「LOWYA(ロウヤ)」を運営するベガコーポレーションは、着用可能な毛布「Groony(グルーニー)」を販売している。価格は3990円(税込)。主力商品とは異なる分野でPB商品を開発するため、毛布と部屋着の機能を組み合わせた商品を開発した。10年の発売以来、累計で37万枚を販売している。
 「冬の寒い日に毛布を着て朝の準備ができたら便利」という女性スタッフの提案を受け、09年に商品開発を開始した。「毛布を着る」という前提で製造工場を探した。
 当初、ガウン型の商品を考案した。しかし、足元までカバーでき暖かい利点と同時に、動きにくいという欠点があった。そこで裾をベルトに挟む構造にすることで歩きやすくした。動きやすさと暖かさを両立すべく布地も独自に開発したという。
 自社ECサイトのほか、出店先の「楽天市場」「ヤフーショッピング」でも販売。モール内での広告出稿を強化し、商品のランディングページ上で「冬の朝は寒い」「着る毛布」などといったキーワードを強調した。商品の認知度を高めるためだ。
 ツイッターやフェイスブック上でも商品の特徴を表すキーワードを拡散させたほか、プレゼント企画も実施した。
 「発売以降、レビューの反響も良く販売数を伸ばした。レビューを基に商品の改良を行っているほか、ラインアップを拡充している」(営業統括部・江田亮平部長)と説明する。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月21日号で)


■掲載企業
・MOA
・あしたるんるんラボ
・グランブルー
・エムール

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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