【新興外資系NB企業】ネリウムインターナショナルジャパン/ピーター・デールGM/17年12月期売上高10億円超へ

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ピーター・デールGM

ピーター・デールGM

 スキンケア化粧品を販売する外資系ネットワークビジネス(NB)企業のネリウムインターナショナルジャパン(本社東京都、ピーター・デールGM)は今夏にプレローンチした新興企業だ。同社のピーター・デールGMに現在の状況や今後の展望などについて話を聞いた。


 ーーー日本法人のGMに就任したいきさつは。

 NB業界に身を置く中で、業界の動向を見ていた。ネリウムのことは、ずっと知っており、気にかけていた存在だった。NBにおける〝新しい考え方〟をもった企業だと思ったからだ。創業者であるジェフ・オルソンCEOが著した自己啓発書「スライトエッジ」も熟読し、その内容にほれ込んだ。「ネリウムで働きたい」と考えるようになった。面接の機会を得ることができ、オルソンCEOと会う機会に恵まれた。オファーを貰うことが叶い、日本のGMになった。立ち上げの準備に携わった。15年の6月のことだ。

■オフィス、サロン、出荷体制を整えてプレローンチ 

ーーー就任の時点で、16年夏のプレローンチの予定は決まっていたのか。

 その時点ではまだ決まっていなかった。
 外資のNB企業が日本に進出するにあたっては、(1)個人輸入(2)仮登録(3)インフラを整えた上で登録開始ーーーの三つの方法がある。数カ月の期間をかけて、日本への進出の方法を相談して決めた。インフラを整えるための投資を行い「正しく事業を進めよう」という結論に達した。法人を設立、オフィス・サロン・コールセンターを用意し、OTG(国内配送)からのスタートと言う方法をとることにした。OTGにのせるための手続きは比較的スムーズに行うことができた。
 80人体制のコールセンターの構築・整備や、オペレーションシステムのテストなどにかなり時間をかけた。
 ここまで盤石な体制を整えた上で事業を開始する外資のNB企業は、私の知る限りではほかにない。

 ーーーネリウムの魅力とは。

 「一般的なNB」とは、一線を画しているところにある。なによりも、商品が素晴らしい。スキンケア製品は、一度使ったらなかなかやめられないようでかなり定着率が良い。純粋な消費者として当社製品を買ってくださる人も一定数いる。

(続きは、「日本流通産業新聞」12月15日・22日合併号)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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