【新興外資系NB企業】すでに会員1万人獲得の企業も

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 16年は大型の新興外資系ネットワークビジネス(NB)企業の動きが顕著な年だった。7月には、化粧品販売のNeriumInternational(ネリウムインターナショナル、本社米国テキサス州、ジェフ・オルソン創業者兼CEO)が、8月には、電話回線などを販売するACN(本社米国ノースカロライナ州、グレッグ・プロヴェンザーノプレジデント兼共同創設者)の日本法人がそれぞれプレローンチした。8月には、「ノニ」の発見者であるジョン・ワズワース氏が新たに立ち上げた健康食品NBのZennoa(ゼンノア、本社米国ユタ州)が、日米同時にプレローンチを果たした。本特集では、新興外資NBのプレローンチ後の動向を探る。


 ネリウムインターナショナルの日本法人であるネリウムインターナショナルジャパン(本社東京都、ピーター・デールGM)は7月19日、日本でプレローンチした。先立つ7月11日には、オフィスとサロン「ブランドセンター」を、都内・芝にオープン。都内・渋谷で同日に開催されたイベントには1000人以上が参加した。10月の時点で、ブランドパートナー(BP、会員)数は1万人を突破しており、47都道府県すべてにBPがいる状況にまでとなっている。
 同社は17年5月にグランドオープンを控えており、「グランドオープンまでに会員数5万人を目指す」(ピーター・デールGM)としている。
 同社は、オフィスやサロン、スタッフがそろった状態でプレローンチした。近年のNB業界では異例ともいえる充実した体制でのスタートとなった。
 ACNも、しっかりと体制を整えた上で、日本市場でプレローンチした。ACNの日本法人ACNジャパン(本社東京都)は8月に、浜松町にオフィスをオープン。同月から、IBO(会員)の登録受付を開始した。12月には千葉・幕張メッセでイベントを開催する予定だ。
 ゼンノアの日本法人ゼンノアジャパン(本社東京都、土門大幸社長)もスタートダッシュは上々のようだ。都内や、九州地区で特に盛り上がりを見せている。同社は、17年3月にはグランドオープンを予定している。「グランドオープンまでに会員数1万人の獲得を目標にしている」(土門社長)と言う。17年12月期については、「日本法人だけで、50億円を売り上げたい」(同)としている。

(続きは、「日本流通産業新聞」12月15日・22日合併号)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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