【訪販支援商材】 コロナ禍 次亜塩素酸水の需要も急上昇/人気高まり売り切れ続出相次ぐ

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、高い除菌効果が期待される次亜塩素酸水の人気が高まっている。次亜塩素酸水をボトルに詰めて販売する企業もあるが、用途や使用量に合わせて次亜塩素酸水を生成できる生成器や、水と混ぜ合わせるだけで作ることができるパウダーの需要が高まっている。生成器では、40万円を超える高価格帯の製品でも売り切れが続出している。次亜塩素酸水を生成するパウダーは、1カ月で3万個の販売を達成している。住宅設備の販売企業が、既存の製品と併せて勧め、販売につなげているケースもあり、訪販やネットワークビジネスでの販売も期待されている。

 2~3月にかけて、次亜塩素酸水製品の注文や問い合わせが相次いでいるという。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、除菌効果が期待されている次亜塩素酸水の関連製品の注目度が上がっている。製品は、生成器や次亜塩素酸水の素となるパウダーなど多岐にわたり、売り切れが相次いでいるという。
 協和医療器(本社青森県)は、住宅設備を販売している企業に、製品卸売りしている。外壁塗装など既存商品などと併せて、生成器「ジアポケット」を勧め、販売につなげている事例もある。KSKパートナーズ(本社東京都)の「ジアの素」は、1カ月で代理店を通した卸売りや自社ECサイトで、約3万個を販売した。
 次亜塩素酸水は、除菌や清掃などの用途で使われるのが一般的だが、新型コロナウイルスの拡大で野菜の洗浄や加湿器のタンクに入れて使用する人が増え、活躍の幅が広がっているようだ。
 次亜塩素酸水生成器は、大容量での使用に適している。清潔産業(本社東京都)が製造販売する「コア・クリーン50」は、1分間に5リットルの次亜塩素酸水を生成できるのが特徴だ。「コア・クリーン50」の今年3月の売り上げは、前年同月実績の約4倍増となり、製品に関する問い合わせも10倍ほど増加しているという。
 誤った取り扱いをすると事故にもつながるので、メーカーによっては購入希望者に対し、製品使用法の講習を実施している。実際に、ミツヤテック(本社大阪府)は、購入を希望している企業に対し、使用方法の講習を実施してから、製品の卸売りを行っている。


■訪販商材として需要増も

 今後も、新型コロナウイルス拡大の影響で、除菌効果が期待される次亜塩素酸水製品関連の需要は伸び、用途も多岐にわたるので、訪販商材としての需要も出てくると予想される。

■掲載記事
・ピュアソン〈除菌水「ジアのチカラ」を提案〉/エビデンスが豊富に
・KSKパートナーズ/1カ月で3万個を販売/パ
・清潔産業/1分で5リットルを生成が可能に/3月から出荷増で売り切れも
・協和医療器/自宅の食塩で生成が可能に/生成水をそのままスプレーで活用
・ミツヤテック/1分で12リットルを生成/購入希望者には講習も実施

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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