カタログハウス 〈店舗をショールームに〉

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カタログハウスの取締役で、C.H.リテイリングの社長を務める斎藤憶良氏

カタログハウスの取締役で、C.H.リテイリングの社長を務める斎藤憶良氏

 カタログハウス(本社東京都、松尾隆久社長)は8月24日、本社ビル地下1階の店舗をリニューアルし、ショールームとしてオープンした。通販雑誌「通販生活」で紹介している新商品や定番商品を展示して、注文も受け付ける。取扱商品数が増えていないほか、来店客は既存顧客が中心となっていたことから、店舗としての役割はいったん終了したと判断。ショールームとして位置付け、運営の効率化や新商品を紹介する場として活用する。

■福島応援サイト

 「カタログハウスの店」は6月30日まで運営、ショールームにリニューアルした。店内に併設していた福島応援ショップ「本日!福島」も同日付で閉店した。「本日!福島」については、福島の生産者を応援するための農家直送ウェブサイト「おいしい福島」をオープンしている。
 カタログハウスの店舗は、グループ会社で店舗の運営や催事を手掛けるC.H.リテイリングが担当している。カタログハウスの取締役で、C.H.リテイリングの社長を務める斎藤憶良氏は店舗の閉鎖について、「効率化の一環としてショールームに転換した」と説明する。
 カタログハウスの本業である通販事業において、さまざまな企画や戦略を立ててトライしていくことに本腰を入れていくという。「そこに経営資源を集中させる狙いからも、店舗は小売店としての機能をやめてショールームにしようと判断した」と言う。
 東京・新橋に店舗を構えていた当時は、店舗スペースも広く、新橋駅前の立地だっただけに、店舗での新規顧客獲得に寄与していた。しかし、6年前に本社地下1階に店舗を移転。現状は来店客の9割を通販の既存顧客が占める状況となっていた。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月22日号で)

新商品や定番商品を展示しているカタログハウスのショールーム

新商品や定番商品を展示しているカタログハウスのショールーム

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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