コスモス・ベリーズ 〈在庫なしの家電仕入れを提案〉/顧客基盤を持つ食品宅配・通販に提案

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 ヤマダデンキの子会社でボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、牧野達社長、(電)052―977―1122)は、食品宅配・通販事業者に向けて、在庫を持たずに家電を販売することができる仕組みを提供している。加盟店で家電を購入したユーザーに対し、手厚い修理やアフターフォローを提供する体制を構築して、事業者支援を積極化している。
 新型コロナウイルスの影響により、20年3―8月期の売上高は前年同期比1.3倍に増加。牧野社長は、「家電へのニーズが高まるにつれ、メーカーの在庫が品薄となり商品供給が難くなった中、当社の加盟店であれば、ヤマダホールディングスの仕入れ力を活用して安定して仕入れることができた」と話す。
 同社では、月1万円の会費で在庫を持たずに家電製品を安定的に仕入れできる。仕入れが可能な商品は、国内メーカーや海外メーカーの家電全般に及ぶ。最近は、家電の取り扱いがなく、取扱商材を増やしたいという事業者の利用が増えている。
 仕入れの量に関係なく、均一価格で仕入れられる点も強みだ。グループのヤマダデンキの店舗をショールームとして活用でき、既存顧客を集めた商談会も行える。
 さらにヤマダデンキの店舗「テックランド」から直接仕入れる「直取り」を利用すれば、急な仕入れにも対応できるため顧客満足度の向上につながるという。
 大型家電品の場合は、配送から据え付け工事まで対応できるサービスも相談が可能だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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