ヤーマン 20年5―7月期/巣ごもりで売上3倍増/インフォマ強化も奏功

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 ヤーマンの20年5―7月期(第1四半期)連結業績における直販(自社通販)部門の売上高は、前年同期比203.6%増の32億9100万円だった。「巣ごもり消費」の高まりにより、ECを中心に通販の売り上げが伸びた。インフォマーシャルによる販売も順調だった。同部門の営業利益は同193.4%増の14億2500万円だった。
 宮崎昌也取締役は「(通販で美容機器などが)予想以上にニーズがあった」と話している。外出自粛の影響でエステサロンに行きにくい人が自宅ケア用に購入しているケースも考えられるという。
 今年はテレビ通販のインフォマーシャルを強化し、増収要因の一つになったとみている。前年は販売戦略上、インフォマーシャルを用いた訴求を控えていた。
 海外部門では、中国国内ECが売り上げをけん引した。海外部門の売上高は、同159.5%増の23億8500万円、営業利益は同228.0%増の8億3900万円だった。
 宮崎取締役は、「現状のコロナ禍が続けば、今後も通販・ECはさらなる売り上げ伸長を見込む」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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