【訪販実施企業 2019年度 売上高ランキング】 265社合計は1兆7098億円/実質成長率はマイナス0.1%

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 本紙はこのほど、訪問販売を実施している企業を対象にした売上高調査を実施した。ランキング化した265社の合計売上高は1兆4769億500万円だった。前年と比較可能な113社で算出した実質成長率は0.1%のマイナス成長となった。大手には減収企業が目立ったが、増収企業も多く市場規模はほぼ横ばいで推移した。

■コロナで明暗分かれる

 265社の内、増収となった企業は58社、減収となった企業は33社だった。
 上位企業のうち、2桁増収となったのは、プレミアムウォーターホールディングス、シニアライフクリエイト、富士山の銘水、ナック、新生ホームサービス、京都きもの友禅などだった。
 2桁増収の中でも最も売り上げが伸長した企業は、ウォーターサーバーの水宅配事業を展開するプレミアムウォーターの親会社であるプレミアムウォーターホールディングスだった。3年連続で2桁増収を達成し、19年度の売上高は、前年よりも約80億円伸ばした。売上高が100億円を超える住設訪販も各社増収となった。新生ホームサービスは前期比14.7%の増収で、支店展開によって売り上げを伸ばした。同じくサニックスも、社内における人員異動や中途採用を積極的に展開してきたことが増収につながった。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月6日・13日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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