14年訪問実施企業 当期純利益/合計上位30社純利益額は341億円超

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日本流通産業新聞社はこのほど、訪販実施企業を対象とした「14年版訪販実施企業 当期純利益ランキング」調査を行った。14年1~12月の間に迎えた決算期における当期純利益が調査対象。対象期間の当期純利益額が判明した44社のうち33社が黒字だった。上位30社合計の純利益額は341億3342万円で、前年調査時の324億1134万円(今回基準で再集計)を上回った。前回調査からの増減が明らかな37社の内、当期純利益が悪化した企業は23社に上った。一方、改善した企業は14社にとどまった。
第7回 本文
 今回調査では、調査対象を個別決算に限定する方針を徹底するなど、調査基準を従来よりも厳格化した。また、訪販事業をメーンとしない企業はランキングの対象から除外した。そのため、14年5月に実施した前回調査(13年1~12月に迎えた決算期が対象)の結果についても、新基準に基づき再集計を実施。その結果に基づき、前回調査比を算出した。
 調査結果によると、1位はヤクルト本社で、14年3月期における、同社単体の当期純利益額は98億5900万円だった。ヤクルト本社単体の純利益は、国内における、ジュース・清涼飲料水、医薬品の売り上げ減が影響し、前年比7・3%の減益となった。
 ただ、連結決算における当期純利益は、アジアを中心とした販売本数の大幅増や円安効果などが要因となり、前年比37・6%増の225億4300万円となり、大きく伸びた。

(続きは本紙 5月28日号で)

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