しまむら/今期EC売上20億円へ/店頭受取アプリ終了、秋からEC本格化

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ネット注文、店頭受け取りのスマホアプリ「しまコレ」は、EC本格化とともにサービス終了

ネット注文、店頭受け取りのスマホアプリ「しまコレ」は、EC本格化とともにサービス終了

 しまむらの20年3―5月期(第1四半期)のEC売上高は、5億円だった。現在はネットで注文し、店頭で受け取るスマホアプリ「しまコレ」のみの展開。今秋には自宅で商品の受け取りが可能なEC展開を開始し、21年2月期のEC売上高は20億円にまで伸ばす計画だ。「しまコレ」はECの本格展開とともにサービスを終了するという。
 19年1月に「しまコレ」の提供を開始し、20年5月末までにダウンロード数が100万件を突破している。20年2月期のEC売上高は9億5000万円だった。
 「しまコレ」のダウンロード数は伸びているが、コロナ禍で一部の実店舗を休業したり、営業時間を短縮したこともあり、店頭受け取りの利用が思うように伸びなかった。4月中旬には、週別の全体売上高が、前年同期比53.6%減と大きく落ち込み、会社全体としてコロナのマイナスの影響が響いている。
 現在、EC専用の物流センターを構築しており、今秋には稼働して、EC展開を本格化する。ECはホームページと公式スマホアプリから利用でき、送料無料の店頭受け取りと、送料がかかる自宅受け取りを選択できるようにする。
 21年2月期中にECサイトの会員を200万人にまで拡大し、EC売上高は約20億円を計画。22年2月期にはEC売上高を25億円まで伸ばしたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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